この記事は、独学でFP試験にチャレンジした際に実践した
- 勉強計画の立て方
- 効率よく勉強するための工夫
について、書いています。
独学の1番むずかしいところは、ずばり!スケジューリングです。
当たり前ですが、自分で計画を調整して、勉強しなくてはいけません。
学生時代のように
「さぁ、勉強なさい!」
と、お尻をたたいてくれる人は、誰もいないのです。
まさに、自己管理能力が試される瞬間。
孤独な戦いです。
独学での勉強で1番大切なのは、
計画をたてること
です。
これにつきます。
ただやみくもに勉強しても、ムラができたり、学習時間を思うようにとれず、効率が落ちてしまうのです。
計画プランを誤ると、時間が足りなくなって、結果的に試験に間に合わない、なんて事態におちいることも。
せっかく一念発起して挑戦することを決めたのですから、その勇気を無駄にしたくありませんよね。
私の場合、試験日まで時間があまりなかった(2ヶ月弱)ので、できるだけ効果的&効率的に勉強できるよう、いろいろ工夫をしました。
その中で特に効果的だったのが、
- 勉強計画をしっかりたてること
- 手帳を使ってやるべきこと・やったことの見える化
の2つでした。
ゴール(合格)までにやるべきことを明確にすれば、おのずと計画がハッキリしてきます。
今回は、2か月弱の勉強期間でFP3級に合格した私が、実践した勉強計画について、まとめました。
具体的な勉強計画についても、例示しています。
初学者が2ヶ月で合格するためのノウハウです!
[box05 title=”この記事はこんな人におすすめ”]
- 勉強計画のたて方がわからない
- 効率的な勉強方法を知りたい
- 短期間で合格したい
[/box05]
↓FP試験って独学で合格できるの?などの疑問に答えた記事はこちらから↓
ちょっと待って!勉強を始める前にまず計画決め!
いざ、FP試験にチャレンジすることを決め、わかりやすそうな参考書も買って準備万端!
さっそく机にむかって、勉強を始めようとしていませんか?
ちょっと待った!
いきなり勉強をスタートしてはいけません。
そう、忘れてはいけないのが、学習計画です。
「いや、小学生の夏休みじゃあるまいし、計画なんてたてなくても大丈夫でしょ!」
と思うかもしれませんが、あなどってはいけません。
なにごとも準備が大事!
仕事だって家事だって、いきなり取りかかるよりも、段取りを分析・確認して動き出した方が無駄がありませんよね。
それは、勉強も同じ。
漠然と勉強していては、短期間で合格することは難しいです。
できるだけ時間をかけずに効率的に学ぶには、最初に計画をたてることが、なによりも大事!なんです。
勉強専用のスケジュール帳を作る
勉強計画をたてるにあたり、1つ必要なものがあります。
それは、スケジュール帳です。
普段使っている物を併用してもいいのですが、できれば勉強専用のスケジュール帳を新調してください。
そんなに高価で立派なものではなくて大丈夫。
手帳を選ぶ時のポイント
- 書き込む欄が大きくて多いもの
- 月と週で管理できるものが好ましい
マンスリーだけでもいいのですが、ウィークリーがついていたら、言うことなしです。
これは百均のマンスリータイプ
まず、すべてのスケジュールを書き込む!
手帳を準備したら、まずは試験日までの、把握しているスケジュールをすべて書き込みましょう。
仕事はもちろん、プライベートな予定もすべて、です。
出張、旅行、通院、飲み会、誕生会、美容院、デート、子どもの運動会、習い事、ランチ会…
現段階でわかっているものすべてです。
なぜかと言うと、こうすることで、勉強時間をとりにくい週がひとめで確認できるからです。
その分、どこかで挽回できるように調整しないといけないということがわかりますよね。
ここで重要なのは、実際に勉強できる時間が、どのくらいなのかをざっくりと感じることです。
多忙で勉強できない時期がわかれば、他の日や週でカバーしようという意識が生まれます。
[chat face=”niko.png” name=”いそひよ” align=”left” border=”blue” bg=”none”]ざっくりとスケジュールを把握することで、その後の勉強計画がたてやすくなりますよ[/chat]
学習計画をたてるコツは、試験日から逆算!
試験日までの予定を書き込んだら、今度はいよいよ学習計画をたてます。
学習計画をたてる際に、コツがひとつあります。
それは、「今」を起点にしないこと。
「今」を起点にしない、とは、現在をスタート地点にして
最終的に辻褄が合わなくなって、時間が足りなくなってしまいます。
そこで効果的なのが、試験日から逆算して学習計画をたてることです。
試験日の前日から逆算して計画をたてていくことこそ、正しい学習計画の立て方です。
最初にゴールを決めたら、おのずとその間のプロセスが固まってくるからです。
では、実際に計画をたててみよう:プラン例
ここまでの点を踏まえて、実際にスケジュール帳を使って計画をたててみましょう。
いきなりペンで記入してしまうと、間違えた場合に取り返しがつきません 笑
最初は、鉛筆など、消せるもので下書きをするといいです。
定まったら、ペンで清書するといいですよ。
ちなみに、私だったら、こんなかんじで計画をたてると思います↓
試験前1週間は、過去問を摸試形式で解きまくる
たとえば、試験まであと2ヶ月(9週間)あるとします。
まず、試験本番までの最後の1週間は、模試形式で過去問を解きまくる、と決めます。
試験1週間前にもなると、試験範囲はかなり頭に入っていると思います。
試験の問題に慣れておくことは、合格率を高めます。
ですので、試験直前は、実際の過去問を解くことに集中します。
そして、まちがった問題や、不確かな部分を中心に参考書で復習するスタイルがオススメです。
引き算と割り算で、残りの勉強計画を算出
9週間のうち、直前の1週間は過去問中心なので、残りは8週間です。
その8週間で、過去問をある程度とけるほどに内容を頭にたたきこんでおかなければいけません。
内容を理解するには、最低でも3回は参考書を読み込む必要があります。
ここでは、そこまでの間に参考書を4周読みこむとします。
残りの8週間を4で割ります。
8週間÷4回=2週間
[chat face=”hira.png” name=”いそひよ” align=”left” border=”blue” bg=”none”]つまり、この例だと参考書1周を読破するのにかけられる時間は2週間ということになりますね[/chat]
さらに細かく分解して計画
さらに、FP試験は、以下の6単元から構成されています。
- ライフプランニング(年金や社会保険など)
- リスクマネジメント(保険など)
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税)
- 不動産
- 相続
1単元を、ひとつの区切りとして考えると、計画がたてやすいです。
先の例で言えば、2週間でこの6単元を読破することになります。
14日(2週間)÷6単元=約2日
つまり、基本的には1単元を2日間で勉強すればいいことになります。
予備日を作るのが秘訣
上の計算だと
6単元×2日=12日
で、2日あまることになります。
これは、休養のためにあるのではありません。
なにか突発的なアクシデントがあって勉強できなかった時のための予備日です。
最初からぎっちり予定を組みすぎると、プレッシャーになってしまいます。
また、予定がずれてしまった時に、ばん回が難しく、それが積み重なると勉強がイヤになってしまいます。
けれど、予備日は勉強を休んでいい、ということではありません。
予定が前倒しになる分には問題ありません(むしろ喜ばしい)。
順調に学習が進んで、予備日を使わなくていい場合は、どんどん先に進みましょう。
その余裕がいい循環を生んで、勉強のペースは加速していきます。
また、苦手科目には+1日多めに時間をさく、など臨機応変に活用しましょう。
私は、株とか為替とかが苦手だったので、その分野には多めに時間を使いました。
1月試験は、年末年始にかさなるので、忘年会や新年のイベントなどで思うように学習時間が取れないかもしれませんね。
そんな時のために、予備日を使います↓
最終的なスケジュールの例
ちょっと脱線しましたが、今までのことをふまえてスケジュールをたてると、最終的にこうなります。
【1週目】
【2~5週目】
【6週目~試験日まで】
その後、1日単位でその日やるべきことを記入します。
とりあえず、1週分だけ記入してみて、様子を見て2週目以降のやるべきことを書きます。
2週目以降は、苦手で時間のかかる分野、得意でサクサク進む分野を見極めて、かける時間を調整していくことができます。
(2週目以降は、試験日までいっきに予定を書き込んでOK)
勉強したら手帳に書き込んで、達成感を味わう
計画をたてた後は、実際に勉強を始めます。
その時に、ぜひやってほしいことが。
それは、その日やったことを手帳に書き記すことです。
勉強したことの「見える」化をすることで、
「今日はここまで勉強できた♪」
と、達成感を感じられて、勉強がちょっぴり楽しくなります。
ちゃんと予定どおり勉強できた日は、お気に入りのシールを貼ったり、好きな色のペンで書いてみてもいいです。
子どもだましのようですが、けっこう効果があるんですよ。
また、もう一ついいことが。
計画とのズレが生じた場合に、手帳に書き込むことで、
「明日はもう少しがんばってみようかな」
と意識づけができます。
計画からの遅れに気づくことができるので、早めに修正できます。
ぜひ、実践してみてください!
やったことは赤ペンで書くと、わかりやすい↓
まとめ
学習計画をたてることで、効率的に勉強ができます。
ゴールから逆算していけば、合格するまでにやらなければいけないことを明確にできるので、オススメ。
FP試験だけではなく、習い事や仕事など、期限のあるあらゆるプロジェクトに使える手法です。
ぜひチャレンジしてみてください!
[box04 title=”学習計画のポイント”]
- まずは学習プランを練るところから始める
- 手帳を使ってスケジュールを管理する
- 試験日から逆算して計画をたてる
- その日の学習したことは、手帳に書き込み達成感を味わう
[/box04]
[chat face=”niko.png” name=”いそひよ” align=”left” border=”blue” bg=”none”]今回の2ヶ月計画で無理そうだったら、+1週間や+2週間など、実現できそうな期間で勉強計画をたてるといいですよ。無理のない計画が合格のカギです![/chat]