この記事は、FP3級を独学で合格するための、
- 参考書の選び方と、オススメの参考書紹介
- 勉強を継続するためのモチベーションの保ち方
について書いています。
独学での勉強は、参考書がすべて!
売れている参考書と自分に合う参考書は、イコールではありません。
しっくりくるテキストを探すことが、合格には絶対にはずせないポイントです。
いい参考書にめぐりあえるかどうかが、合否を左右するんです。
また、勉強を始めた当初は燃えていても、だんだんやる気を失うのが、世の常。
特に独学は、自由であるがゆえに、常に自分との戦いなんです。
私も、勉強の内容そのものよりも、自分をコントロールすることに1番苦労しました。
そこで、今回は
- 参考書や問題集の選び方
- 私が試したモチベーションの保ち方
について、まとめました。
私自身が使用してよかったオススメの参考書と問題集も、参考までにご紹介しています。
[box05 title=”この記事はこんな人におすすめ!”]
- 参考書の選び方がわからない
- オススメの参考書
- モチベーションの継続に不安がある
[/box05]
↓計画倒れにはしない!勉強計画の立て方についてはこちらを↓
自分に合う参考書を探すコツ
勉強は、いい参考書を探すところから始まります。
いざ、参考書を買おうと思っても、どれを買ったらいいかわからないってことありませんか?
本屋さんに行って、資格コーナーを探してみると、FPの教科書ってたくさん並んでいますよね。
ネットで検索しても、いっぱいでてきます。
「どれがいいのかわからないから、とりあえずコレにしよ」
と、なんとなく決めてしまいがちです。
けれど、その決め方は危険!
独学者にとって、参考書の内容がすべてですから、慎重に吟味しましょう!
参考書は必ず実物を確認して購入する
たくさんある参考書の中で、どれがいいのか探すのがめんどうで、ネットのレビューを見て評価が高いものを選ぶ…
もちろん、それもまちがってはいません。
たくさんある参考書の中から、候補を割り出すのには、役にたつ方法です。
ここで、重要なのが、できる限り本屋で実物を見ること!
学生時代を思い出してください。
他人から与えられた参考書や問題集が、見づらかったり自分に合わなかったことって、ありませんか?
私にはあります。
高校時代、学校指定の参考書がすっごくわかりにくかったんですよね。
別の学校の友人が使っている参考書を見せてもらった時に、使いやすそうで、カルチャーショックを受けました。
「いいなぁ、そっちがよかった…」
と思ったことが何度かあります。
(学校の先生のセンスが、私とは合わなかったんでしょうね)
わかりやすい・わかりにくい
は、完全に主観の世界です。
人によっては、
「イラストや図解があった方がいい」
という人もいれば、
「シンプルな方が、スッキリしていて見やすい」
という人もいます。
本屋さんに行って、パラパラとめくって、直感で
「わかりやすそう!!」
と思ったら、その感覚はわりと正しいです。
いくら他人が勧めたからといって、中身を見ずに購入するのはよくありません。
高評価でも、あなたには合わない可能性があるんです。
ネットのレビューはあくまで参考ていどに。
[chat face=”hoho.png” name=”いそひよ” align=”left” border=”blue” bg=”none”]購入前に中身を自分の目で確かめることは非常に重要です![/chat]
参考書は最新のものを!
実は、法令などは毎年少しずつ変わっています。
けっこう気づかないうちに、ちょこちょこ変わっているものなんです。
しかも、さりげなく。
そして、法改正などで変わったところは、ズバリ時事問題として出題されやすいところです。
ですから、参考書は常に最新のもの(受験予定の試験に対応したもの)をそろえておかなければいけません。
私が問題を作る立場だったら、
「これ、変わったのちゃんと知ってるかなー?」
と、受験者の知識を試すために、絶対に変更点を出題すると思います。
ですので、必ず受験をする試験に対応した、最新の参考書を購入するようにしてください。
まちがっても、安くすませようと、古本屋やフリマアプリで過去のテキストを購入してはいけませんよ!
(最新のものが売られていたら、買いですが)
受験する実技試験の科目に対応しているか確認
FP試験を主催する団体は、
- 日本FP協会
- 金融財政事情研究会(金財)
の2つあります。
学科試験はどちらも共通ですが、実技試験の科目はそれぞれで異なります。
受けたい実技試験の科目に合わせて、申し込む団体を決めることになります。
【実技試験の科目】
- ①個人資産業務相談
- ②保険顧客資産相談業務
- ③資産設計提案業務
①②は金財で、③はFP協会で受験できます。
購入しようと思う教科書が、受験予定の科目に対応したものなのかどうかを、必ず確認してください。
(おそらくほとんどの参考書が、①②③すべてに対応しているとは思いますが、念のため)
[chat face=”niko.png” name=”いそひよ” align=”left” border=”blue” bg=”none”]ちなみに私は、金財の個人資産業務を選択しました[/chat]
私の選んだ参考書と問題集をご紹介
参考までに、私が使った参考書をご紹介します。
こちらの、「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」です。
[itemlink post_id=”152″]
完全独学でも、とっつきやすくてわかりやすいものを…と思って、本屋で時間をかけて選びました。
イラスト付きでかみくだいて説明をしてくれているので、初めて学ぶ人、独学者にはぴったりだと思います。
3級で使ってみてとてもよかったので、2級にチャレンジする時も同じシリーズを購入しました。
同じシリーズの問題集もあって、参考書と連動しているので、間違った部分の見直しがスムーズにできます。
ですので、参考書と問題集は同じシリーズのものを合わせて使うと、効率よく勉強できます。
かなりメジャーな参考書&問題集なので、だいたいどこの本屋さんにも置いてあるのも、うれしいポイント。
手に入れやすさという点でもオススメです。
また、こちらの参考書のいいところは、表紙を裏返すと一見なんの本かわからなくなるところです。
ですので、電車などの移動中でも、人の目を気にせず勉強できます。
[box04 title=”この参考書のおすすめポイント”]
- 図が多く、解説がわかりやすい(初学者むけ)
- オールカラーで見やすい
- 赤シート付きで暗記に便利
- スマホ学習に対応(重要ポイントの復習に役立つ)
- 同シリーズの問題集と連動しているので、復習がしやすい
- すべての実技試験に対応
[/box04]
↓同じシリーズの問題集はこちら↓
[itemlink post_id=”154″]
教科書と連動していて、この問題の内容が教科書の何ページに書かれているのかが、すぐにわかるようになっています。
復習する際に、探す手間が省けるので、時短&効率アップにつながります。
挫折しないモチベーションの保ち方
独学にとって、1番の強敵は、試験日までモチベーションを維持し続けることです。
自分なりのやる気スイッチを見つけよう
私の場合は、資格試験を受ける時は、まず
後先考えずに教科書を購入して、試験の申し込みまでしてしまう
という暴挙に出ることにしています。
私、とってもケチなんです。
教科書と問題集(約4,000円)や検定料(6,000円)を合わせると、初期投資として1万円ほどかかります。
がんばって合格しないと、1万円が水の泡になってしまう!
その1万円があったら、これも買える、あれもできる…
もったいない!
という、貧乏性な性格を最大限利用できるのが、この方法でした。
お金を無駄にしたくないので、ちゃんと勉強するだろう、と思ったんですが、まさにドンピシャ。
実際、ちゃんと勉強しましたし、合格もできました。
人によって、やる気スイッチは異なります。
私の場合は、使ったお金を回収したい一心で努力しましたが、
「合格したら、欲しいバッグを買う!」
「ご褒美にスパに行く」
という成功報酬制度でも、もちろんいいと思います。
FP試験の場合、合否結果とあわせて採点結果も返ってきますので、自分がとれた点数によって、
7割以上 →ヘッドスパ
8割以上 →バッグ
9割以上 →コート
満点合格 →京都旅行
といった具合に、ご褒美ランクを決めるのも楽しいと思います。
(例はあくまで私の場合、です)
自分のスイッチは、自分にしか見つけられません。
勉強ってつまり、知識や思考力はもちろん、自分で自分を管理する(健康管理、スケジュール管理、自分のお尻をたたく…など)能力が試されているんだな、とつくづく思います。
結局、仕事ができる人って、そういった自己管理能力に長けている人だったりしますよね。
できるかできないかではなく、やるかやらないか
たまに
「私でも合格できる?」
と質問されることがあります。
実は、私は昔からこの手の質問が、あまり好きではありません。
ですので、その時は
「勉強したら合格できるし、勉強しなかったら合格できない」
と、答えます。
(質問の意図が「合格率はどのくらいで、どのくらい勉強時間が必要か?」という、合格するための具体的な内容であれば、丁寧に答えます。)
なぜなら、「できる・できない」は、結果の話だからです。
そして、その結果は、やるか・やらないか、という行動によって変化します。
まず行動しないと、結果は出ません。
なので、勉強する前から
「合格できると思う?」
と聞かれても、
「そんなのあなた次第だよ」
としか言えないわけです。
しかし、FP試験は、きちんとやれば、絶対に結果はついてきます!
あとは、自分で「やる」スイッチを押すだけ!
まとめ
- 参考書&問題集は必ず実物をチェックしてから購入する
- 自分にご褒美を与え、やる気スイッチを押す
- 独学で大切なのは、自己管理能力
- できるかできないかではなく、やるかやらないか
次回は、勉強の実践編です。
私が実際に実践したふせんを使った勉強方法をお伝えします。